レッテルって恐ろしい

今の職場には俺と同じ日に配属になった人間がもう1人いる。
所属会社は別なのだが、同じ会社から紹介を受けているし、同じプロジェクトチームで働いているわけだし、ある意味同僚と言ってもいいだろう。


先日、その彼と紹介を受けた会社の担当者に呼び出され、面談を実施したのだが、その内容を聞いて少し驚いた。

職場の担当者から、同僚の彼の仕事ぶりに不安を感じるというクレームがあるらしい。
そんなの寝耳に水だ。
というか、同じ仕事をしている俺の目から見れば、現時点では彼のほうが成果物が多く、むしろそのクレームは俺に向けられているのではないかと思うほどだ。


しかし、話を聞いているうちに自分でも別のところに思い当たる節があった。
彼は今の仕事を受けるときに、職場担当者への説明で、紹介会社からスキル不足の面があるとのレッテルを貼られた状態で、この職場に投入されているらしく、職場の上役からも俺に対し「彼のフォローを厚めにして欲しい」との要望があったぐらいだ。
(そんなに心配なら、そんな人間採用しなければいいのに・・・。そんなに人不足なのか?)

そんなレッテルを貼られたばかりに、実際の仕事よりも悪い評価を受けるとは、彼もかわいそうだな。