職場の防災訓練

先日、職場で防災訓練があったのだが、妙に凝っていて感心した。

今回の防災訓練は大地震が発生したことを想定したものだったので、まずは大きな揺れが発生すること伝える緊急地震速報の放送がかかる。

…とその放送が切れる前に、地震が起きたと思われるガタガタという効果音がスピーカーから流れてくる。
その効果音をよく聞くと、何かが割れる音や、人の悲鳴が聞こえる。これがまた、割とリアルに作ってある。

そして地震がおさまり、ありがちな避難準備を促す放送が流れるのだが、その途中で再び緊急地震速報地震の効果音がっ!(どうやら余震が起こったらしい。芸が細かいな…)

その後、「エレベータはすべて緊急停止している」とか「地震の規模や状況から避難せずにビル内で待機せよ」とか「ビル内が全面停電のため緊急電話以外使えない」とか「一般被災者のためにフロアの一部を解放した」とか「交通機関はマヒしてるから無理に帰宅しようとせずにビル内で一夜を過ごせ」とか「非常食の配布を始めた」とか「一夜明けて、徒歩による帰宅が可能になったから可能な者は帰宅しろ」とか放送で次々に指示や状況報告が飛んでくる。

自分が体験した防災訓練の中では、ここまで凝ったストーリー構成は初めてだ。

それ以前に体験した印象的な防災訓練だと、火災を想定してフロア内で発煙筒を焚いたことがあったが、あれはいろいろと不評だったらしく、次の年からはやらなくなった。